皆さんはNORADと言う軍事組織が50年前からサンタクロースの居場所を追跡するイベントを行っているのを御存知でしょうか?
今回は、NORADのサンタ追跡イベントについて御紹介致します.
NORAD(ノーラッド)とは、North American Aerospace Defence Command(北米航空宇宙防衛司令部)の略称で、その名の通り北米地域の防空任務を目的としてアメリカ・カナダ両国により組織された軍事組織です.
冷戦真っ只中の頃は、ソ連から飛来するICBM(大陸間弾道弾)を追跡する事を主任務とし、ソ連崩壊後は、地球周回軌道上を飛んでいる人工衛星やスペースデブリと呼ばれる「ロケットや人工衛星等の大小様々の残骸」を追跡したり、北朝鮮のノドンに対する警戒を主な任務としています.
NOTE:北米地域は、西はアリューシャン列島の鼻の先でシベリアのソ連極東軍と対峙し、更にソ連のICBMがワシントンに最短飛行ルートで着弾するには極地を通過する為に冷戦当時は安全保障上、重要な地域だったのです.
そんな御堅い感じのNORADが、1958年(昭和33年)よりサンタクロースを追跡し、子供達からの問い合わせに対し電話で答えると言う洒落たイベントを行っており、今年で50回目となるそうです.
そして1998年からはWebサイト上で逐一、サンタの居場所を報告しているそうです.
今年も12月24日、サンタが世界中の子供達の為にプレゼントを満載したソリに乗り、トナカイと共に出発した時点からNORADの静止衛星がトナカイの赤い鼻からの熱を感知し、NORADの追跡レーダーと共にサンタを追跡し始めます.
追跡時間は日本時間の24日午後7時から25日午後5時半の間の様です.
それらの情報から得たサンタの位置は、以下のWebサイトに表示される世界地図上で確認出来るそうです.
更にその位置をクリックするとNORADのサンタCAMが捕らえたサンタの姿を見れるそうです.
そして、カナダ空軍のCF-18戦闘機やアメリカ空軍のF-15戦闘機やF-16戦闘機が北米に向かってくるサンタを御出迎えし、これら戦闘機のエスコートによりカナダ、アメリカ各地を共に飛行し、その様子は各戦闘機に付けたカメラによりWebサイト上で公開されるそうです.
如何ですか?
勿論、最新の軍事装備を使用すると言うのはジョークですが、Webサイト上でサンタの位置を表示したり、サンタの姿を流すと言うのは、中々夢のあるイベントですね.
また、このサイトでは毎年、有名アーティストがサンタ追跡人として任命され、クリスマス音楽を歌う事でも有名で、去年はRingo STARRが任命され、Xmasソングをストリーミングで歌ったそうです.
クリスマス・イブからクリスマス当日は、子供達とこのサイトにアクセスし、ほんの一時、夢のある時間を過ごされては如何でしょうか?
日本語サイトはこちらです.
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